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タコブネ

3 時間前
読了時間: 2分

毎年9月に「三日月」の"新年度"が始まる。

それに合わせて、私の作品の下に掲載しているミニエッセイのテーマを変える。

9月号からは「気になる動物」。

栄えある初回に採り上げたのは「タコブネ」。


Mgiganteus1 (英語版ウィキペディアの利用者), CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=16434141による
Mgiganteus1 (英語版ウィキペディアの利用者), CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=16434141による

すみません、ちょっと雑ですが誌面のスクリーンショットを貼り付けてみました😅

調べだすと楽しくなって、とても500字に収まらず。


タコブネが属する「カイダコ科」はラテン語で "Argonautidae" といい、ギリシャ神話に登場する「アルゴー号」に由来する。和名の「蛸舟」「貝蛸」も含めてその貝殻に注目した名前だが、オスは殻を作らないので種の名称としては不適当という声もあり、表記は揺れているらしい。

アリストテレスの時代は、タコブネの殻は自分で作るのではなくヤドカリのように“借り物”だと認識されていた。


著作『動物誌』で「『ナウティロス(カイダコ)』とか『ポンティロス』とか呼ばれたりするもの」と紹介されている。「ナウティロス」は「船乗り、水夫」という意味のギリシャ語で、『海底二万里』に登場する潜水艦「ノーチラス」と同源の語。


『海底二万里』はずーっと昔に「少年少女世界文学全集」で読んだのみだったのを、

岩波文庫の上下巻を読み直した。

新たな視点で読むことが出来て有意義だった。

(タコブネなどの属する「カイダコ類」に関する記述はそのうち約3ページ)


曾祖父の本に載っていた挿絵は、たぶん西洋の博物学の本の博物画をもとに、日本の画家が描き直したものだと思う。ちょっと浮世絵風で余計怪しい。


東京大学総合研究博物館(本郷本館)ではタコブネの研究が進められている。

この4月に、19世紀に指摘されていた学説を裏付けることに成功したという。

機会があったら訪れてみたい。


といった具合で、あまりかまけると会誌の発行が遅れるので、ほどほどにしたい。

ちなみに第二回に予定していた動物は、収拾がつかなくなって延期が決定。

次回は「ホウジャク」です。

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