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南陽俳句会 令和七年度自選三十句集

  • 執筆者の写真: 歌澄
    歌澄
  • 3月26日
  • 読了時間: 1分

 「三日月」メンバーの佐藤かほりさんが代表を務める句会。山形県南陽市。

 それぞれの暮しや思いがしっかり表現されていて、きっと大らかで和やかな句座なのだろうと想像する。かほりさんの人柄によるものだろう。

 一句ずつ拝読しながら、ダメ出しめいた感想が浮かぶ自分を貧しいと感じてしまった。



街灯はスポットライト雪踊る     加藤けい子

思ふこと思つていたこと冬のバラ   小林武夫

芹香る根も長々と夕餉かな      佐藤和子

背泳の一かき毎に水深く       佐藤正代

伝へ聞く鶴の織屋の星月夜      渋谷敬子

里山を大きく包む秋の虹       高橋多美子

赤とんぼ水の戸叩き子を託す     前沢みのり

着ぶくれに着ぶくれて尚足りず一人  松田洋子

紅葉月髪を切らんとまた思う     舞田美江子

古新聞買ふ人がゐる虎落笛      船山詞月

着ぶくれてエビ天のごと新生児    平山万貴子


空蟬の背中に深く午後の鐘      佐藤かほり

地図になき道へ誘ふ曼珠沙華

鍵穴のかたちの古墳冬に入る


 「句は人なり」ということばを思い出したのは、どの句も偽りがないからだと思った。

 私も頑張ろう。ありがとうございました!



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